今回はビットコインを高値掴みしてしまった男性の体験談です
彼は日足のテクニカルを見てて購入しましたが、後日に週足を見ると危ういところで購入したことに気づき損切をしました
どんな取引でも複数の時間足、インディケーターを確認することの重要性がわかります
私は30代の男性です。
今年に入ってからビットコイン投資を始め、わずか数日間保有しただけで損失を被ってしまいました。
ビットコインを買ったのは、1月5日でした。
1BTC190万円で購入
1BTCの価格が190万円のときに、1BTCだけ買ったのです。
この日にビットコインを買った理由は、日足チャートのテクニカル指標であるMACDがゴールデンクロスしたためでした。
私は数年前に日経平均のミニ先物取引で多額の損失を被って以来、チャート分析の勉強をおこない、テクニカル指標に基づいて売買判断をくだすようになっていました。
そして、実際にプラス運用をできるようになっていたため、仮想通貨への投資も始めてみようと考えたのでした。
ビットコインの価格は、2017年12月に1BTC220万円台という最高値をつけたあとは、いったん調整に入っていました。
テクニカル指標ではタイミング良いはず
テクニカル指標であるMACDは、12月20日にデッドクロスしたため、私は年末に仮想通貨取引所に口座を開設したあとは、虎視眈々と買いタイミングを見定めていたのです。
具体的には、MACDがゴールデンクロスする時期を辛抱強く待っていたのです。
そして、年明けの1月5日にMACDがゴールデンクロスしたために、私はただちに買いポジションを持ったのですが、予想に反してビットコインの価格は再び下落に転じてしまったのです。
正月明けの1月2日から連日、ローソク足が陽線となっており、1月5日にはMACDがゴールデンクロスしたにもかかわらず、1月6日からはローソク足が陰線が続いたのです。
それでも、陰線のローソク足の長さは短かったため、辛抱して買いポジションを持ち続ければ、ビットコインの価格は再び最高値の220万円台を目指すはずだと考えていました。
仮想通貨にテクニカル(MACD)は通用するか
その根拠は、テクニカル指標であるMACDでした。
MACDは、一度ゴールデンクロスすると約1ヶ月間は上昇トレンドが継続する傾向があります。
今回も当然のことながら、上昇するはずだと思い込んでいたのです。
ところが、1月7日も、8日も9日も下落し続けました。
そしてついに、1月10日にはMACDがデッドクロスする寸前の状況となってしまったのです。
私は思わず「これではダマシじゃないか!」と自分の部屋で叫んでしまいました。
ただし、もう1日だけ様子を見ようと決めました。
デッドクロスで損切
しかし、翌日の1月11日もビットコインの価格は下落し、MACDのデッドクロスも明確化したため、1BTCが約165万円のときに損切りしました。
約25万円の損失を被ってしまいました。
日足だけでなく週足も確認しておくべきだった
今回の損失の要因は、日足チャートのテクニカル指標を過度に信用しすぎてしまったことが原因だったと考えています。
後日、週足チャートの別のテクニカル指標でチェックしたところ、1月5日の時点では、まだビットコインの価格は底値を示していなかったのです。
今回で得られた教訓は、ポジションを持つときは、日足チャートだけでなく、週足チャートも見なければならないということでした。