今回は日経225のミニ先物取引で250万年の損失を出した男性の体験談です
上昇トレンドだという自分の思い込み、経済コメンテーター達の株価は上昇するとの予想を信じて下落に耐えるも・・・
テクニカルでは切るべきとわかっていても、決断できないと大きな代償を払うことになる可能性があることがわかります 是非参考にしてください
私は30代の男性です。
私は日経225のミニ先物取引で失敗してしまい、大幅に資産を減少させてしまいました。
私はふだんは個別銘柄で株式投資をしていたのですが、日経平均株価の右肩上がりのトレンドが継続し続けていたため、
日経225のミニ先物取引で効率的に儲けたい
高いレバレッジ取引が可能な先物取引で儲けたいと考えてしまったのでした。
そこで、ネット証券で先物オプション口座を開設し、証拠金として500万円を入金したのです。
この時、日経平均株価はついに2万円を突破し、20500円付近の価格帯で推移していました。
私は2万円という壁を突破したのだから、さらに上昇すると読んで、9月限のミニ先物を10枚買ったのでした。
日経平均株価が20300円のときでしたから、約2030万円分の買いポジションを買ったのです。
レバレッジ4倍
約4倍のレバレッジですから、私としては控えめなレバレッジで買いポジションを持ったつもりでいました。
その後は、日経平均株価は一瞬、19100円台まで下落して焦ったのですが、
すぐに2万円台に戻したため、
上昇トレンドと確信する
やはりこの相場は強いのだと確信を持ちました。
しかし、さらなる上昇の値動きとはならず、20000円から20800円程度の狭いレンジで、横ばいの値動きを続けたのです。
そして、引き続き横ばいの値動きを続けていました。
アナリスト、コメンテーターも上昇の予想で心強い
私は今後、日経平均株価の動向がどうなっていくのかと心配するようになり、証券会社のアナリストレポートや、経済ニュース番組にゲスト出演するストラテジストたちのコメントを真剣に見たのですが、
彼らのほとんどが「経済のファンダメンタルは良好で、今後さらに株価は上昇すると予想する」という内容でした。
そのため私はミニ先物の10枚の買いポジションを持ち続けることにしたのです。
ところが、株価暴落はある日突然やってきました。
8月下旬に日経平均株価が2万円を下回り、19000円台に下落してしまったのです。
戻るはずだ、買いポジションを持ち続ける
しかし、私は以前のときの下落時のように、 すぐに2万円台に戻るはずだと高を括ってしまいました。
そこで、買いポジションを持ち続けたのです。
ところが、さらに日経平均株価は下げ続けます。
株価を見るだけで気分が悪くなる
日経平均株価が18000円台まで下落したときは、株価ボードを見ただけで腹痛を起こしてしまい、昼間何度もトイレに駆け込みました。
それでも「いま、損切りした負けだ」と自分に言い聞かせて、歯を食いしばってポジションを持ち続けたのです。
しかしやがて入って17000円台にとどまる気配を見せたため、私は損切りをせざるをえませんでした。
苦痛の決断!250万円の損切り
私はこのトレードで、約250万円も損してしまいました。証拠金を半額に減らしてしまったのです。
いま振りかえると、私がここまで多額の損失をこうむった要因は、テクニカル分析に基づいて判断できなかったためだと考えています。
週足チャートを振り返ると日経平均株価が19000円台まで下落した時点で、移動平均線がデッドクロスしているのです。
この時点で私は損切りをすべきでした。
トレードが感情に左右された
さらには、私が失敗してしまった要因は、感情に流されてしまったことにもあると考えています。
私は、同じ失敗を繰り返さないためには、感情にとらわれることなく、テクニカル指標に基づいたチャート分析に基づいて売買の判断を下す必要があると反省したのでした。