今回は日経先物225ミニで50万円の損失を出した40代男性の体験談です
男性は売りポジションを持って、上昇に担がれて含み損を抱えて毎日憂鬱な気持ちでした
含み損を確定させると気持ちが楽になったそうです
数年前から先物取引(日経225)を手掛けています。
先物取引は、少ない証拠金で大きなポジションを持つことができるため、夢を持つことができます。
そのため先物取引を開始しました。
日経225に用意した証拠金は100万円
証拠金は100万円で、レバレッジは5倍から10倍の間で取引をしていました。
ところが、今年に入って先物取引で損失を被ってしまいました。
売りポジションを持ったのは、3月22日でした。
損失を被った売りポジション
日経平均の先物価格が21000円のときに、ミニ先物を5枚ショートポジションを持ったのです。
1050万円分の金額です。
このときにショートポジションを持った理由は、日経平均株価が下落トレンドに入ったと判断したからです。
日経平均株価は、3月8日に20500円台まで下落したものの、反転して21000円台前半まで戻りました。
しかし、再び日経平均株価が下がってきたのです。
3月22日にローソク足が長い陰線を示したため、必ず一気に日経平均株価が2万円を目指すと思ったのでした。
下落トレンドに入ったと確信
この時点で、移動平均線はデッドクロスしていましたし、テクニカル指標のMACDもデッドクロスしていました。買いポジションを持つ理由はありません。
さらには、米中貿易戦争が過熱しており、すでに世界の貿易量は縮小傾向を示していました。
アメリカ経済は好景気の天井を打ち、中国経済の実質成長率は3%程度であるとの観測もでていました。
逆に上昇してきた
ところが、日経平均株価は下落しなかったのです。
翌営業日の3月25日は20600円台まで下落しましたが、その翌日からは反転上昇していったのです。
ローソク足は長い下髭をつけ、3月29日には21500円まで日経平均株価が上がってしまったのです。
この時点で、含み損の額が25万円となっていました。
テクニカル指標のMACDや移動平均線はゴールデンクロスしてしまいました。
チャートを見ると憂鬱な気持ちになる
チャート画面を見るだけで、嫌な気持ちになり落ち込みました。
しかし、私は「必ず株価は下がる」と意地になってしまい、ショートポジションを持ち続けました。
それでも株価は上がり続けました。
そして、日経平均株価は4月中旬になると日経平均株価が22000円台で落ち着いてしまい、私はついに観念してミニ先物5枚のポジションを損切りすることにしたのです。
損失を確定させて気持ちが楽になる
気持ちが楽になりました。
苦痛から解放された気持ちになりました。
確定損失額は、約50万円でした。
証拠金の半額を簡単に溶かしてしまいました。
ポジションを無くしてまっさらな視点で反省
原因は、いつものトレード手法が通用しなかったことが挙げられます。
通常は、移動平均線とMACDがデッドクロスすれば、下落トレンドに入ります。
それを、私はかたくなに信じていました。ところが、日経平均株価が下落しなかったため、私は「自分の判断が間違いのはずがない」と意地になってしまいました。
意地になってしまったことも、私の失敗の要因だと思っています。
同じ失敗を繰り返さないためには、もっと柔軟な思考を持ち、柔軟な行動力が必要だと反省しました。
そして、日本銀行が大規模な金融緩和を実施しているのですから、大幅に日経平均株価が下落するわけがないと思いなおしました。
テクニカル指標がデッドクロスしても、下落するわけないと考えなおしました。
基本的には、買い目線で株式市場を見る必要があると考えなおした次第です。