
今回は完全な余剰資金での10年単位での取引だからこその体験談です
配当目的で株式投資をした彼女は一時、株価が半額にまでなってしまいます
そこで彼女はもう株価も見ずに放置することにしたのです、そしたら株価も戻り配当を含めれば大きなプラスになっていました
40代のパート主婦です。
2006年から配当金目当てでの株式投資をしています。
高配当の株を購入
投資したのは高配当株として有名なキャノンです。
2006年で株価が4000円のころ、1000株、約400万円で購入しました。
当時配当は年8万円で、利回りは約2%。
銀行貯金では2%も金利のあるものはないので、利率の良い定期預金のような感覚で持っていれば良いと思っていました。
グングン値上りする株価
ただそこから予想に反して株価はぐんぐん上がっていきました。
2007年には7000円を超え、もし売れば300万円の利益が出るので売るかどうか本当に迷いました。
配当金目当ての投資だったはずがもっと上がるかもしれないという欲まで出てきてしまい、そのまま持ち続けていると2008年には5000円くらいまで急降下してしまいました。
もともと配当金目当てでその間も受け取れていて、さらに配当は3%くらいまでアップしていたのでまだまだ得をしていると余裕があったのもつかの間、
リーマンショック、株価は半額へ
2009年にはリーマンショックがやってきました。
株価は一気に2000円台前半まで下降し、
4000円で購入した私は配当金を喜んではいられないくらいの痛手になりました。
評価は購入値の半額程度にまでなり損切もするにできない状況で、初めて株式投資の怖さを実感したのです。
配当をもらいつつ放置へ
しかし幸いにもその購入資金はもともと自分が独身の時に貯金してあった余裕資金であり、しばらく使う予定もないお金だったことです。
もう株のことは考えずずっと放置していようと決め、しばらくは証券会社にログインもせず株価も見ずに過ごしていました。
放置しながらも配当は120円だったので年間12万円の収入はありました。
放置を決めると気が楽になり、そして株価も1~2年かけて購入値の4000前後にまで戻っていました。
その後また2013年には3000を切る場面もありましたが、現在はまた上がり4000くらいで推移しています。
そして配当はここ数年150円を高水準を維持しています。
余剰資金だからこそ出来た放置
私が購入した当時から株は乱高下がありましたが、配当だけは下がることなく上がっています。
2006年に購入してから現在まで約12年で配当だけで150万円くらいは入っていることになります。
400万円で買った株なので、現在いうと株式としての評価が250万円になっていても損はしていないということになります。
一時期は株価をチェックして、損をした…、半分になってしまった…、などと落ち込んだこともありましたが、
今となってみれば最初の思惑通り、配当目当ての投資ということで満足しています。
この教訓から私のような素人は株式投資で大きな益を求めず、
余裕資金で長期投資を行えば損をするリスクは避けることができると学びました。