今回は日経先物225ミニをはじめた男性の体験談です
男性は買いポジションの時はテクニカルのシグナルに従いましたが、自分のポジションと逆のシグナルが出た時は「大丈夫だろう」と無視をしてしまいました
テクニカルのシグナルに一貫して従うか、自分の判断を優先するか難しい所です
私は40代の男性です。
私が日経225のミニ先物取引を始めた理由は、株式投資の信用取引よりも高い倍率のレバレッジをかけることができるためでした。
信用取引の場合はレバレッジを約3倍までしかかけられませんが、先物取引の場合はレバレッジを20倍以上かけることができるため、多額の利益を獲得できるチャンスがあると思ったのです。
また、株式投資の場合は15時までしか取引ができませんが、日経225のミニ先物取引の場合は16:30から翌朝の5時頃まで取引可能なことも魅力的でした。
深夜の時間帯にニューヨークダウが大きな値動きを見せることもあるため、ミニ先物取引を手掛けたほうが利益を獲得する機会を得られると考えたのです。
テクニカルの買いシグナルに従い買いポジション
私が日経225のミニ先物取引を始めた時期は、今年の9月からなのですが、1ヶ月後の10月に入ってから多額の損失を被ってしまいました。
先物取引口座に証拠金として200万円を入金し、9月28日の午前0時頃に日経平均先物価格が24000円のときに、私は日経225ミニ先物の買いポジションを10枚持ちました。
このタイミングで買いポジションを持った理由は、いったん日経平均株価が下落トレンドに入りましたが、2時間足チャートのテクニカル指標をチェックすると、買いシグナルが点灯したため相場は戻りに入ると判断したためです。
テクニカルで売りシグナルが出たが無視
ところが、10月4日の夕方の時間帯に、2時間足チャートの移動平均線がデッドクロスしてしまい、再び下落トレンドが発生してしまいました。
日経平均先物価格は23950円となっていました。
私は「たかが50円の下落だから、いずれ戻るだろう」と考えてしまい、移動平均線のデッドクロスを無視してしまったのです。
これが、大きな損失を被る原因となりました。
テクニカルのシグナル通りにじりじりと下落
それから数日間じりじりと日経平均先物価格は下落し続けたのですが、いずれ相場は反転すると考えていました。
毎日100円程度しか下落しないため、相場に問題はないと判断してしまったのです。
ところが10月11日の午前6時頃トイレに行きたくなり目覚め、スマホで先物価格をチェックすると、22700円をつけています。
いやな汗が流れる、お腹が痛くなる
私は仰天してしまい、すぐにとび起きて、パソコンを立ち上げて2時間足チャートをチェックしました。
もはや完全に下落トレンドに入っています。いやな汗が流れてきました。
午前9時に相場が始まると、相場が反転する兆しを見せません。
まだまだ下げます。完全な下落トレンドです。
私は腹痛を起こしてしまい、トイレに駆け込みました。
そして結局、10月11日午前11時前後に日経平均先物価格が22600円のときに損切りをしました。
損失額は140万円に達してしまいました。
テクニカルに従ったり従わなかったり
私が損失を出してしまった要因は、2時間足チャートの移動平均線がデッドクロスしたことに気がついていたにもかかわらず、それを無視したことにあります。
本来ならショートポジションを持つべき状況だったのです。
今後、同じ失敗を繰り返さないためには、チャートの移動平均線のデッドクロスやゴールデンクロスに忠実に従って、取引を行うことが重要だと思い知った次第です。