「イングランド銀行を潰した男」の異名を持つアメリカの投資家(2018年総資産80億ドル)
ジョージ・ソロスは1930年にハンガリー、ブダペストでユダヤ人家庭の次男として誕生し、10代の頃にはナチス・ドイツ、ソビエト連邦の支配下のハンガリーで偽造書類と潜伏で生き残るーこの時期の経験が思考、人生に大きな影響を与えたー
ソビエト連邦支配下のハンガリーを脱出し、イギリスの大学へ、更にアメリカのウォール街へ行く、そこでジム・ロジャーズと組み、ヘッジファンドのクォンタム・ファンドを設立、10年間で4200%の驚異的なリターンを叩きだす
ポンド危機
イギリスのポンドが政府により実体経済より高く固定されていることに目を付けたソロスは突如として大量のポンド売り、100億ドル(1兆円)を仕掛ける
中央銀行 vs ヘッジファンドの戦い
イングランド銀行は徹底抗戦によりポンド買いの市場介入、公定歩合の引き上げを行うが、
ソロス側有利と見た世界中のヘッジファンドがソロス側に乗りポンド売りが加速、イングランド銀行は資金が尽き敗北した。
このポンド売りで2500億円、イングランド銀行が敗北を認めた日には1日で1200億円を稼いだ。
無神論者、幼い時にエスペラント語を学んだ数少ないエスペラント母語話者である
ジョージ・ソロスの名言
まず生き残れ。
儲けるのはそれからだ。
私が確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。
それが私の成功の秘密なのです
うまく行っていない時、最初にすべきことは、投資額を減らすことだ。
損失を取り返そうとしてはならない。
投資を再開する時は、小額ではじめるのだ。
もし投資が楽しいもので、あなたも楽しんでいるようなら、おそらくあなたはお金を稼げていないだろう。
良い投資とは退屈なものだよ。
金融市場を支配しているのは数学ではない。
市場を支配しているのは人間の心理だ。
「市場は常に間違っている」というのは、私の強い信念である。
あらゆる矛盾は一度極限まで行く。
市場は常に弱者、つまり確固たる信念を持たない投資家を完膚なきまでに叩きのめす。