今回は日経先物225ミニのトレードで150万円を失った20代男性の体験談です
夜間の取引も出来るため日経225ミニのデイトレードをはじめたそうです
しかし、経済指標などのイベントでことごとく損失を出し用意した資金150万円を全て無くしました
国内投資信託と日本個別株から投資経験を積んで、いろいろな投資先に興味を持っていたころでした。
そして個別株の短期売買よりもより簡単に利益を上げられる投資先はないかと考えていました。
そこで見つけたのが日経平均の先物取引(日経225先物mini)でした。
現物と違い夜遅くまで取引が出来る
先物取引が良いと考えた理由は夜遅くまで市場が開いていることと買いからも売りからもポジションを取れることでした。
やっているうちにハイリターンを求めていく気持ちが止まらなくなってきていました。
ハイリターンをどんどん求めてしまった
約150万を元手に先物miniの取引を開始して基本はデイトレで完結、スタンスはショート(空売り)中心で昼間は仕事してるので主に夜間取引で睡眠時間を削る生活に気付けばなっていました。
当時の私は、損失が出たとしても、その分時間を投入して、少しずつ利益を積み上げていけばトントンに戻せるし、トータル利益は確保できると考えていました。
実際にプラスで取引を終えられる日もありました。
その一方で、数万円単位で負けてしまうことも多々ありました。
トータルで見ると負けが込んでいたと思います。
経済指標に無知でした
なんというか投資ではなく一種のギャンブルのような形で取引を行っていたことを覚えています。
また当時の私は投資に関して無知な部分もあり外国の重要な経済指標イベントについて全く無知でした。
また相場に大きな影響がでる雇用統計やFOMCなどについても知りませんでした。
経験がある方はよくご存じだと思いますが、特に統計発表後には本当に激しく値が動きます。
経済指標、イベントでことごとく損失
結果的に発表の1時間前後で値動きはそれほど変わっていなくても、発表直後の数分、数秒で値が大きく変動します。
その動きに乗って売り抜けられればよいのですが大抵の場合は負けていたと思います。
ギャンブルになっていた
最終的には最初の150万円をすべて吐き出して終えました。
救いとすれば追証を受けることなく終わった点ぐらいです。
これを境にギャンブル的な投機をやめて投資へシフトしていけたかなと自分の中では考えています。
冷静な気持ちを失っていた
先物取引は金額も大きくリターンも大きいのは確かに魅力ですが、しっかりと自分を制するメンタルがないと危ない取引です。
かつての私のようになってしまう人も多いと思います。
少なくとも現物取引もそれほど経験がない方にはお勧めできません。
資金管理の重要さに気づいた
また十分な金銭的余裕があること、ロスカットに対して十分なマージンがないとあっという間にロスカットで強制決済が行われてしまいます。
さらには時間的にも余裕ないと、睡眠を削ってしまったり、安心して眠れない事態に陥ります。非常に高難度の投資と身をもって知りました。