今回はFXの高スワップポイント、つまり高金利通貨の豪ドルで失敗した女性の体験談です
FXの高金利通貨としてはトルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、NZドル、豪ドルなどが有名です
高金利通貨はそのスワップポイントにより人気があり大きな額で投資しスワップポイントを享受する傾向があるぶん、また損失が拡大するリスクもあります
はじめまして。
30代女性です。実際にFXに手を付けたときの年齢は20代でした。
シミュレーションから始めて
はじめはシミュレーションFXで大まかにシステムを掴んでから、実際に40万くらいからスタートしました。
始めた理由はボーナスが手に入ったことと、ストレスです。
なんだかガチャゲーの廃課金のようで気恥ずかしいですが、あまり深く考えず投資してしまいました。
最終的な投資総額は1000万円少々だったと思います。損失額も同様、1000万少し超えました。
どんどん儲かりました
始めた当初はとても順調でした。
20~30万と少額でしたが、毎日コツコツと、着実に儲かってっていました。
シミュレーションで練習したときより好調でしたね。
損をしてしまった原因は、迅速な対応が出来なかったことと、損切りのタイミング見極め失敗です。
スワップポイントの高い豪ドル
私は主に豪ドルをメインでトレードしておりました。
豪ドルは非常にスワップポイントが高く、また、比較的安定している外貨です。
なので、長期で地道にコツコツ貯める運用にはもってこいでした。
実際、私はほぼ豪ドルだけで数ヶ月、地道にしかし着実に黒字を重ねておりました。
が、FXに安定の二文字はありません。
下がってるけど大丈夫「だろう」
ある日、じわじわと豪ドルレートが悪化してきたのです。
急激な変動ではなかったので、まだ大丈夫だろうと思い、すぐには損切りに動きませんでした。
今思えば、これが油断だったのだと思います。
兆候はあったのに、今まで急変しなかったからこれからもそう急速な悪化はしないだろうとタカをくくっていたのだと思います。
しかし、自己設定していた損切りラインに近づいていたある日のこと。
急変で大赤字に
月末処理で残業になり、深夜に帰宅してチャートを確認してみると、とんでもないことになっていました。
損切りラインなんてとんでもない!一晩、たった一晩で、予想を軽くニ桁上回る大変動が起きており、わたしの損益を示す画面は真っ赤になっておりました。
真っ青になって確認すると、見たことのない数値が表示されており、しかも、現在進行系で大赤字の数値を更新し続けていました。
パッと見ただけでも、赤字額は1000万円を超えていました。
それまでの黒字分どころか、入金していた額を遥かに上回る金額。
泣きました。
リアルで悲鳴を上げながら、大急ぎで損切りしましたが、時すでに遅し。最終的に総額1000万円少々の赤字を出して、わたしは即日FXをやめました。
FXは退場しました
もう二度とやるまいと誓ったので、これからどんなに高額の宝くじが当たろうとも二度とFXには手を出しません。
が、さっさと損切りしておけばここまで高額の赤字にはならなかったのに、と数年たった今でも猛省しております。
自分で兆候を掴んでいただけに、即動かなかったのは完全に油断と慢性が生んだ失敗でした。FXはこまめにチェックしないと駄目ですね。
とんでもない高額にはなってしまいましたが、投資の勉強代だったとして思い出の一頁にしまっておきます。