今回は定期預金との利子がセットの投資信託に魅力を感じて投資をはじめた30代女性の体験談です
手堅く投資を始めたつもりでしたがリーマンショックの前にはどうしようもありませんでした
また、自分の中で損切りのルールなども設定していなかったことを教訓になりました
私は30代後半の主婦です。
投資信託を始めた理由は、銀行の定期預金が満期になったという案内が来たので、継続手続きをするために取引店へ行ったときにすすめられたことがきっかけです。
投資信託り定期預金のセット
窓口での継続手続き時に、お得な金利の定期預金の話について説明を受けました。
投資信託を申し込んだ金額まで、1.2%の利息が付くということが魅力的で、詳しく聞いてみることにしました。
そこで、勧められた商品は、アメリカ・カナダ・オーストラリアなどといった、世界の先進国が発行する国債や、政府機関債のソブリン債券に投資をして、その利子収入から毎月分配金が出るという、グローバルソブリンオープン毎月決算型という商品でした。
日本よりも格付けが高い国の債券に投資するので、信用度も高く、毎月一定の分配金を払い続けているという実績があるとのことで、興味を持ちました。
100万円を投資
元本保証がない商品の購入に迷いはありましたが、銀行で取り扱っている商品であることや、実際に過去数年間、100万円分の口数で毎月約5000円の分配が続いているという数字を見て魅力を感じたので100万円分購入することにしました。
それから、購入後3~4年の間は、基準価格は購入時より少し上がった状態が続き利益がでていました。
さらに毎月の分配金も、税金の加減で多少前後しましたが、4000~5000円の分配金の入金が続き、本当に買ってよかったと思いました。
更に100万円を追加投資
その後、もう100万円追加購入も行いました。
でも、リーマンショックや為替が円高になったことなどで、大きく基準価格も下がり始めました。
それでも、分配金の額は変わらなかったので、大丈夫だろう、いつかは戻るだろう…と楽観視していました。
今思えば、損をしたことを認めたくなかったということもあったかもしれません。
我慢して保有し続けました
そうこうしているうちに、基準価格、分配金額もどんどん下がり始め、止まらなくなりました。
基準価格が1000円ほど下がりましたが、まだどこか株よりはリスクが少ないだろう、あと1年くらい持っていれば戻るだろうと考えて、そのまま保有し続けました。
結局、200万円の投資額に対して60万円くらいの損失が出てしまったところで売却しました。
高い勉強代になりました
高い勉強代になりましたが、あの時に損切りしてよかったと思います。
同じ失敗を繰り返さない様に、購入額の何%以下になったら損切りをする、とルールを自分の中で作るようになりました。