
今回は仮想通貨の取引で取引所がハッキングされた時に取引所に仮想通貨を置いていた女性の体験談です
彼女がNEM(XEM)を取引所に保有していた時に、まさにNEM(XEM)のハッキングが起こりました
仮想通貨の管理の仕方を考えさせられる経験談です(※のちにハッキング被害時の日本円相当の金額が補償されました)
30代の女性です。
仮想通貨NEM(XEM)に投資した金額65万円
私が投資をしたキッカケは知人の紹介で興味を持ったからです。
それまでは投資とかギャンブルなんてものには全く興味はなかったですし、むしろそんなことをする人は軽蔑すらしていたのですが
なぜかある日突然閃いたといいますか、仮想通貨を購入しておかないと絶対に損をすると思い込んでしまったのです。
取引所の選択
そしてまず最初にしたことは取引所への登録です。
ネットで評判を調べて、一番初心者に向いている取引所だと目にした某取引所へ登録することになりました。
会社の資本金や経営者の詳細などは全く調べずに、ただただネットでよく目にした取引所を利用することにしてしまったのです。
これがまず間違いでした。
結論を言いますと過去最大のハッキング被害を出した日本の取引所でハッキングの被害に遭ったのです。
現在まだ資金は凍結されたままですし、取引所に返金の意思はあるようですが目途はたっていないという状態です。
最初はハッキングはデマだと思っていた
正直ハッキングがあったのではないかとネットなどで噂になっていた時はまさかそんなことありえないだろう、すぐデマだとわかってまた元通りになるとと少し余裕で過ごしていましたが
時間が進むにつれネットの情報なども悪い話しかでなくなり少しずつ緊張感が高まってきました。
もし本当にハッキングされていたのだとしたら500億円以上の被害があり倒産は免れないだろうと思っていました。
そしてその日の23時頃に経営陣での会見が行われたのです。
社長の謝罪の言葉で絶望する
最後の最後まで私はデマだと願っていましたが願いむなしく社長の口からは謝罪の言葉がでました。
絶望的でした。
65万なんて大した額じゃないと思う方もいるかもしれませんが、私にとっては高額でした。
私はまだまだ仮想通貨への知識がなくハッキングなんてそうそうされるわけがないと資金を取引所に置いたままだったのです。
ウォレットに移しておけばと後悔
きちんと自分のオフラインウォレットにうつしておけばこんなことにはならなかったのです。
しかしウォレットを用意するのもいくらかかかるしまた今度でいいかと後回しにしてしまっていたため被害に巻き込まれることになってしまいました。
自分の資金は自分で守る。
そんな当たり前のことをしていなかった自分にとても腹がたちます。
状況を見守るしか出来ない
トレードや損切や高値掴みで失敗したわけではありませんが、こんな失敗もあるということが経験できて勉強になったと思えばいいのでしょうか。
会社倒産という最悪の事態にはならなかったですが、これから先実際に私の資金は返還されるのか取引所の再開はいつになるのかなにもわからない状況ですが取引所を信じて待つしかないということです。
※3月12日 コインチェック社はNEM(XEM)の補償を開始した